建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年11月号〉

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魅力ある水辺空間に向けた豊かな河川整備を展開

堤防の丘陵堤化で地域の川づくりを進める

北海道開発局　石狩川開発建設部　江別河川事務所

▲対雁築堤工事

　江別河川事務所の所管エリアは、石狩川、篠津川、千歳川、夕張川、幌向川、清真布川の6つの河川と、7つの市町村にまたがっている。
　石狩川においては、堤防の丘陵堤化を進めている。石狩川の下流域は、泥炭が広く分布した軟弱な地盤であることから、通常の堤防よりも堤防の断面を大きくし、斜面に対して緩やかな丘陵堤を整備することで、決壊に対する安全性を向上していく。今年度は対雁築堤で約1,000mの築堤工事を行っている。
　また、達布大橋の上下流では、流下能力の向上を目的とした浚渫工事が実施されており、今年度が最終年となる。
　千歳川は、昨年に策定された「千歳川河川整備計画」に基づき、昨年度から堤防の丘陵堤化に着手している。今年度は、約500mの築堤工事を進めていく。
　また、堤防の丘陵堤化に伴い、樋門の改築工事も合わせて実施し、今年度は泉の沼樋門、上江別樋門が完成する予定だ。

▲篠津築堤光伝送路管設置外工事		▲美唄達布浚渫工事		▲幌向川築堤外工事