建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年11月号〉

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東久留米団地の建て替えが進行

家族世帯や高齢者の利便性に配慮した住宅に
　――建替後の名称はグリーンヒルズ東久留米

UR都市機構東日本支社　東久留米団地建替事業

▲既に完成した住棟

　東北地方整備局は現在、二本松公共職業安定所の建て替え事業を進めている。
　情報処理のOA化、情報提供サービスの多様化、業務量の増加等により、建物の狭隘、設備機器の不備、老朽化等の理由から、既存の同所庁舎を二本松市に建て替えることになったものだ。規模・構造は、鉄筋コンクリート造（一部鉄骨鉄筋コンクリート造）で2階建て。延べ面積は993.71�uとなっている。
　敷地となる予定の二本松市は、福島県のほぼ中央に位置しており、福島市と郡山市の中間である安達地方の中心都市となっている。今回新築される敷地は、既存庁舎から南に約300mの距離にあり、現在は既存庁舎の駐車場として使われている。
　加えて、庁舎入りロを前面道路側と敷地内駐車場側の双方に設け、南北に繋げることで、明るく入りやすいエントランスホールとしている。

▲建設予定地		▲旧団地の一角

　また、敷地周辺は閑静な住宅地であり、二本松警察署や福島地方法務局の二本松出張所など、官公庁の施設もある。
　計画では、日常的に利用者が多いことから、ユニバーサルデザインを心がけ、機能的で快適な空間をコンセプトに、周辺住民と利用者とのプライバシーに配慮し、安達地方の縦格子のデザインを盛り込むことで、地域の人々にも親しみやすい庁舎を目指す。
　また、トイレや階段、ホール等で構成するゾーン、事務室や会議室のゾーン、車庫や設備室、休憩室等の職員専用ゾーンの3つをゾーニングすることで、職員と利用者の交通動線を分離、単純化し、業務能率の向上を図る。
　この他、職業紹介部門と雇用保険部門、待合室、自己検索コーナーを1つの部屋に集積し、無柱空間にすることで、将来のレイアウト変更にも対応しやすい事務室空間としている。
　加えて、庁舎入りロを前面道路側と敷地内駐車場側の双方に設け、南北に繋げることで、明るく入りやすいエントランスホールとしている。