建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年9月号〉

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道路整備事業では幌富バイパスの改良工事を推進

はまなす拡幅事業の完成を目指す

北海道開発局 稚内開発建設部


▲下沼改良工事 ▲上サロベツ改良工事 ▲豊富改良工事

北海道開発局稚内建設部の平成18年度事業費は、162億3100万円となった。主な内訳は、道路整備事業費が80億6000万円、港湾整備事業費が37億3000万円、農業農村事業費が17億6100万円となっている。

道路整備事業費

道路整備の重点施策では、一般国道40号において拠点間の高速交通ネットワークを形成するため、幌富バイパスの整備、自然災害に対し安全で信頼性の高い道路網の確保を目指し、更喜苫内防雪の整備を推進する。一般国道238号では、稚内空港とのアクセス強化を図り観光をはじめとする、人流や物流の円滑化に向けてはまなす拡幅事業の完成を目指している。

港湾整備事業費

重要港湾・稚内港では、利礼航路及びサハリンフェリーの利便性向上を図るため、水深7.5m岸壁、水深6.0m岸壁、水深5.5m岸壁などの岸壁、港湾施設用地及び道路整備を進める。地方港湾宗谷港ほか5港では、港内静穏度の確保、港内狭隘化の解消、効率的な利用などに対処するため、防波堤、岸壁、泊地、港湾施設用地及び道路整備を実施するほか、大規模地震を想定した災害時の生活物資輸送のため、耐震岸壁を整備する。

農業農村正義事業費

管内は、地盤の不等沈下によって農用地と農業用施設の機能低下が著しいことから、対策として国営総合農地防災事業の「浜頓別北部地区」、「稚内中部地区」を実施している。このほか、泥炭土壌に起因した機能低下を生じている豊富町の上サロベツ地域において、農用地と農業用施設の機能回復を目的とする「サロベツ地区」調査を計画している。

その他事業

指定河川声問川では、暫定堤防の完成化を継続して進めるとともに、下流部の流下能力不足などを解消するため、洪水調整を目的とした大沼遊水地計画を実施し、水辺の自然環境の保全と自然との共成を目指し、「魚、鳥、人に優しい川づくり」を基本とし整備を促進する。



稚内開発事務所 平成18年度主要工事
●一般国道40号豊富町 豊富維持除雪工事 ●一般国道238号稚内市 宗谷岬維持除雪工事
佐々木・豊成JV 山本建設株式会社
●一般国道40号豊富町 豊富改良工事(幌富バイパス) ●一般国道40号豊富町 サロベツ改良工事(幌富バイパス)
石塚 ・ 田中JV 坂本・錦・道路工業JV
●一般国道40号豊富町 上サロベツ改良工事(幌富バイパス) ●一般国道40号豊富町 下沼改良工事(幌富バイパス)
ササキ・日栄JV 富田・安田・岩田JV
●一般国道40号豊富町 北進改良工事(幌富バイパス) ●一般国道40号豊富町 豊富雪崩防止柵設置外一連工事
(豊富バイパス)
中田・藤・大北土建JV 田畑・北英・原田 JV

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