建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年9月号〉

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国道336 号規制区間の早期解消を目指し襟広防災を実施

北海道開発局　帯広開発建設部　広尾道路事務所

▲広尾町泉濱外防災工事

　広尾道路事務所は、広尾町、大樹町、浦幌町、豊頃町、幕別町、更別村の5 町1 村にわたる一般国道236 号、336号、延長約161kmの区間を担当し、道路の防災工事および維持管理を行っている。このうち一般国道336 号、えりも町庶野〜広尾町ツチウシの延長約32km 間は通称「黄金道路」とよばれ、太平洋の荒波と日高山脈の断崖に挟まれた交通の難所となっている。

▲上トヨイ補修修繕外工事

　現在、黄金道路は連続降雨量80mm および120mm で通行止めとなる事前通行規制区間となっており、この規制区間を早期に解消するため、トンネル、覆道、法面対策などの防災工事を「襟広防災」として実施している。今年度の「襟広防災」の主な工事としては、一般国道336 号広尾町泉浜外防災工事と、一般国道336 号広尾町タニイソ外防災工事を実施している。主な工事内容は、岩切り、法枠工、擁壁工、金網工を組み合わせた法面対策工を実施している。
　道路の維持管理としては除草や路面清掃等を、冬は除雪等を行うことにより、快適で安全な環境確保に努めている。また、路面や道路構造物の適切な補修、雪崩対策としてスノージェットや雪崩防止柵の整備を進めるほか、広尾町、大樹町、幕別町忠類の地域住民団体による歩道等の美化を目的としたボランティア・サポートプログラムへの活動支援も行っている。