建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年9月号〉

ZOOM UP

新直轄方式・北海道横断自動車道の整備促進を図る

北海道開発局　帯広開発建設部　足寄道路事務所

▲貴老路大橋橋脚工事		▲貴老路大橋下部工事		▲千代田東道路改良工事

　足寄道路事務所は、足寄道路建設事業所と足寄道路維持事業所が統合して今年で2年目となる。
　同事務所では、足寄町、陸別町、上士幌町、池田町、本別町、浦幌町、幕別町の7町にまたがる一般国道273号、241号、242号、274号の4路線を所管。計253.6kmの整備、維持管理を行っている。
　主な事業では、平成16年に北海道横断自動車道・本別〜釧路間及び足寄〜北見間が新直轄方式に変更され、本別〜釧路間は事業区間となり工事着手しており、足寄〜北見間のうち陸別町小利別〜北見間が「当面緊急に整備すべき区間」とされ、工事着手に向け設計協議を進めている。足寄〜陸別小利別間についてはコスト削減方策について検討している。
　また、一般国道242号千代田大橋は架替工事を進める。これは、平成15年に十勝沖地震で被災したことに加え、既存橋が老朽化していること、大型車輌のすれ違いが困難であることなどから通行者の安全確保のために新橋を建設するものだ。工事は16年度から着手しており、来年度の供用を目指している。さらに一般国道241・242号足寄道路は、市街地における車道幅員不足による事故等の解消を図るため、土地区画整理事業等のまちづくりを支援し、地域の活性化に大きく寄与する延長2.4kmの2車線拡幅事業となっている。