建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年6月号〉

ZOOM UP

地域特性を活かした様々な産業活動を展開

北海道 胆振支庁農業・林業・水産業

▲有珠山の森林(壮瞥町)
▲ホッキ貝の水揚げ(白老町)

胆振支庁は、北海道の中央南部にあり、東西152km、南北98kmの細長い地形をし、南部は太平洋に面している。総人口に占める65歳以上の割合は、年々増加傾向にあり高齢化が進行している。胆振地方は北海道の縮図とも言われており、農業・水産業・工業・観光・港湾運輸など、バラエティに富んだ産業活動が展開されている。

いぶりの農業

東部の勇払平野、西部の河川流域大地を中心に、冬温暖・夏冷涼な気候を活かし、様々な農業が営まれている。東部では中心作物である水稲のほか、野菜・畑作物・花きや、アサヒメロンの栽培、さらには酪農・畜産を主体とした農業も行われている。西部では、温暖気候を活かした露地野菜・高級菜豆・果樹・稲作や、施設園芸作物など、多種多様な農産物を生産している。近年では、「食」に対する消費者ニーズに対応するため、農薬や化学肥料の使用量削減など、クリーン農業の取り組みが管内各地で定着化している。

いぶりの水産業

管内の漁業生産額は全道の4.4%を占めており、すけとうだら・ほたて貝・ほっき貝・さけなど、これら4魚種で全体の漁獲高のうち86.5%を占めている。噴火湾地域では、ほたて養殖、太平洋西部では、すけとうだら刺網・さけ定置網・ほっき貝漁業などのほか、えぞばふんうに、まつかわなど中間育成・放流など栽培漁業の取り組みを進めている。

いぶりの森づくり

胆振の森林面積は、253千haで、総土地面積の68.4%を占めている。管内では「北海道森林づくり条例」に基づいた「北海道森林づくり基本計画」を策定し、百年先を見据えた森林づくりを進め、これまでの木材生産主体の政策から、森林の多目的機能を持続的に発揮させる政策への転換を図り、道民との協働による森林づくりに取り組んでいる。また、みどりに対する道民の関心や期待が高まるなか、地域住民やボランティア団体、地元企業や自治体等が連携して活動する「いろどり・いぶりネットワーク」が発足し、みどりの環境づくりに取り組んでいる。


胆振農業土木協会

会 長 金丸   昭
副会長 小金澤 敏郎

室蘭市入江町1-74(室蘭建設会館内)
tel. 0143-25-5055

胆振林業土木協会

会 長 金丸  昭
副会長 菊谷 達夫

室蘭市入江町1-74(室蘭建設会館内)
tel. 0143-25-5055

胆振水産土木協会

会 長 萩 済
副 会 長 金丸 昭

室蘭市入江町1-74(室蘭建設会館内)
tel. 0143-25-5055



HOME