建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年4月号〉

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平成17年度 北海道砂防工事安全施工管理技術研究発表会

道内直轄砂防工事に関する技術研究発表会を開催

現場での創意工夫について5名の現場代理人が論文を発表

▲プロジェクターを利用し各研究発表が行われた

 去る2月21日(火)、札幌市内のホテルで「北海道砂防工事安全施工管理技術研究発表会」が行われた。これは砂防工事における現場施工管理の技術研鑽を目的に北海道砂防工事安全対策協議会が主催しているもので、今年で5回目の開催となる。
 研究発表は事前に選考された5つの論文について、各現場代理人がプロジェクターを使用しながら説明を行った。各工事で創意工夫した安全対策について、参加者からも数多くの質問があり、活発な意見交換が行われた。

▲高橋会長から表彰状が手渡された

その後厳正な審査の結果、最優秀賞には「石狩川砂防事業の内美瑛川6号床固工工事における安全対策」を発表したタカハタ・北土開発・杉原jvの渡辺幸雄現場代理人が選ばれた。そのほか優秀賞と佳作3点が発表され、高橋茂樹協議会長から各現場代理人に表彰状が手渡された。
 講評した審査委員長の北海道開発局・柳屋圭吾河川工事課長は、「安全管理は一部を取り出して評価するというのではなく、全体を照らして効果を発揮するもの。現場全体にさらに目配せをし、会社の能力と効果的な安全管理を考えながら、無理のない範囲で創意工夫を行ってもらいたい」と呼びかけた。さらに、事業の実施にあたり「地域の声によく耳を傾け、地域とともにある公共事業であるという意識を持っていただければ」と話した。
 当日は北海道労働局主任地方産業安全専門官・小野憲二氏による労働災害防止についての特別講演も行われた。

▲研究発表を行った5人の代理人
平成17年度 北海道砂防工事安全施工管理技術研究発表会
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