特集・首都圏鉄道整備最前線
【京王線連続立体交差事業】![]() |
▲京王電鉄調布駅部SMW |
京王電鉄葛梔、線で、柴崎駅付近から西調布駅付近と、相模原線の調布駅付近から京王多摩川駅付近にかけて、道路と鉄道との連続立体交差事業が行われている。
京王線は新宿と八王子を結ぶ幹線鉄道であるが、調布市では中心市街地を分断し、駅周辺道路の交通渋滞との要因となっていた。このため、京王線の柴崎駅〜西調布駅間約2.8kmの区間と相模原線の調布駅〜京王多摩川駅間約0.9kmの区間を地下化することにより、18箇所の踏切を解消するとともに8箇所の都市計画道路と立体化。慢性的な交通渋滞と道路・鉄道の安全性向上を図る。また、鉄道によって隔てられていた市街地が一体化されることで、市民生活の利便性や防災性が向上。さらにまちの玄関口にふさわしい駅前広場や周辺道路の整備による鉄道とバス等の乗り継ぎの利便性向上と、公共空間を創出する。駅施設にはエレベーターやエスカレータの設置など、誰にでも使いやすいバリアフリー化を進める。
工事は現在、主に杭打ち工事が進められている。電車を運行しながらの工事であり、工種によっては作業時間帯も終電から初電までの短い時間に制約される。事業完了は平成24年度を予定している。
事業の概要 ●都市高速鉄道第10号線京王電鉄京王線・相模原線(平成14年2月6日都市計画決定) @事業区間……京 王 線:柴崎駅〜西調布駅間 相模原線:調布駅〜京王多摩川駅間 A延 長……約3.7km B構造形式……地下方式 C駅 施 設……国領駅、布田駅及び調布駅 1)ホーム延長:各210m 2)ホーム幅員:約4.0m〜約12.0m 3)各ホームにエレベーター・エスカレーターを設置 ●都市高速鉄道付属街路(平成14年2月6日 都市計画決定) 幅員:6m〜8m,路線数:2本 |
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▲京王電鉄調布駅部支持杭 | ▲鶴川街道部 |