建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年2月号〉

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第二名神 亀山市〜甲賀市間・延長約18.5kmの建設を推進

橋梁・トンネルなどの構造物が全体の約5割を占める山岳道

中日本高速道路株式会社 亀山工事事務所

▲池山高架橋

第二名神高速道路は、愛知県海部郡飛島村を起点に、兵庫県神戸市に至る延長約174kmの路線であり、第二東名高速道路と一体となって3大都市圏の連携を強化し、全国交流ネットワークを形成する重要な役割を果たす道路である。

▲錐が瀧橋

日本高速道路葛T山工事事務所では、三重県亀山市〜滋賀県甲賀市土山町間(延長約18.5km)の建設、三重郡菰野町〜亀山市(延長約18.0km)の調査を担当している。建設中の区間は大規模な橋梁・トンネルなどの構造物が連続する典型的な山岳道路であり、トンネルと橋梁は全体の約5割を占める。
建設にあたっては、豊かな自然が残る鈴鹿国定公園内を通過(約5km)するため、自然環境に配慮して工事を進める。また、安全に走ることに加え、「やさしさ」や「環境との調和」など、快適性を追求した道路を目指している。
12月1日現在の用地買収進捗率は面積比で99%、工事発注状況は、土工2件、PC上部工4件、鋼上部工2件、舗装工事2件、施設工事1件、標識工事2件、立入防止柵1件。竣工しているのは、土工7件、下部工9件、トンネル6件、pc上部工7件、鋼上部工3件、付帯工事4件となっている。
一方、東名阪自動車道と伊勢自動車道を連結する、近畿自動車道名古屋関線(亀山直結線約5.5km)が今年3月に開通。現在は付帯工事を実施しているところだ。この開通により、鈴鹿ic〜芸濃ic間で繁忙期間に例年発生していた交通渋滞がほぼ解消。道路網の機能性・利便性の向上が図られている。


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