●(国債)平成16-18年度 新宇治川放水路トンネル第一(その2)工事 | ||||
佐藤・五洋特定建設工事共同企業体 現場代理人 森 安弘 | ||||
![]() 当工区の特徴は、全線ウォータータイトトンネルで最高水圧は11気圧に達し、山岳トンネルでは非常に珍しい設計になっています。このため地下水を速やかに回復させるために、学識経験者等の多くの方々からの助言をいただきいております。さらに断層破砕帯区間および硬質岩盤の緩みを抑制した掘削方法、覆工コンクリート強度40n/mm2のコンクリート配合と高品質の打設方法などの実証実験を行い、その効果の確認しながら施工をしています。 今後、トンネル掘削に際して周辺環境に配慮したウォータータイトトンネルの需要が多くなると予想されます。しかし我が国では、ウォータータイトトンネルの事例が少なく、またコスト縮減に取り組まなければなりません。今後のトンネル施工に当現場で導入された新技術、施工方法が役に立つよう、貴重な経験を生かしたいと思います。 |
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●(国債)新宇治川放水路トンネル第二工事 | ||||
飛島・大旺特定建設工事共同企業体 現場代理人 荒井 榮廣 | ||||
![]() VE提案では、トンネル掘削進捗にアーチ覆工の進捗を合わせるためにインバート桟橋(4スパン型)に改造し、切羽とアーチ覆工の最大離隔距離を450mにする案を採用した。掘削後早期に覆工するのがねらいである。 実施工では、桟橋直下での工種が多く、全周防水シート(t=2mm)、円形覆工と苦労が多いが、発注者をはじめ新宇治川放水路工事の関係者(四工区)一丸となって工事の早期完成を目指しています。 現在60%の進捗です。本年6月の貫通、17年度の工事完成に向けて安全に工事をすすめていきます。 |
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●(国債)新宇治川放水路吐口導水路工事 | |
株式会社竹中土木 現場代理人 釜口 政春 | |
![]() この工事の構造的特徴として、基礎地盤の沈下に応じて構造物が柔軟に追随するよう、「柔構造樋門構造」となっています。各構造物の継手には、可撓継手と耐圧ゴムを設置し、最大10cmの沈下に対応しています。 また、躯体構造物により透水層を遮断するため、透水性の良い現地発生河床砂礫で置き換えた「迂回水路工」を構造物の周囲に設け、地下水の保全に配慮しています。 現場に隣接する仁淀川は四万十川を凌ぐ全国有数の清流であるため工事排水の水質管理には注意を払っています。また、流域面積が大きく降雨による水位の変動が大きい河川であるため、水位の監視、上流ダムの放流情報等を得ながら工事を進めています。 現在第1期工事の終盤を迎え、第2期工事として仁淀川への放流部の施工、トンネル工区との接続部の施工が控えています。平成19年3月の放水路完成に向けて、発注者、他工区との連携とりながら、今後無事故無災害で竣工を迎えられるよう職員一同取り組んでまいります。 |
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●(国債)平成15-17年度 新宇治川放水路呑口導水路工事 | |
みらい建設工業株式会社 現場代理人 武田 健三 | |
![]() 1期工事では、越流提、整水池部分を矢板で締切り山留を設置して構造物を施工し、2期工事では、管理橋以降の樋門本体部までの構造物を施工するもの。 現場は、山と河川が接近し、急激な地倦変化をなしており、計画構造物周辺は軟弱な地盤である為、地盤線の詳しい調査を行い、仮設計画・地盤改良計画を行い施工にあたった。また現場内が狭い為、重機械の設置時の作業通路確保や作業時の騒音 振動対策、また工事通路の時間規制等がある。 現在、仮設工、地盤改良(DJM工法)を終え、越流提、整水池の構造物1期の施工を行っている。昨年のような多くの台風や集中豪雨が、来ないよう願いつつ、安全優先で工事を進めています。 |
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