建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2004年9月号〉

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緑豊かな西播磨地域で自然環境を生かした魅力ある学校づくりを推進

「西播磨テクノポリス」の拠点都市「播磨科学公園都市」の北端部・医療健康福祉ゾーンで建設が進む

兵庫県　西播磨地域新設養護学校

兵庫県は県西部の西播磨地域において養護学校の新築事業を進めている。
県西部地域は「西播磨テクノポリス」として位置づけられており、その拠点都市である「播磨科学公園都市」では“人と自然と科学が調和する高次元機能都市”をトータルコンセプトとして、産・学・住・遊の機能を備えた新しいまちづくりが進められている。新設の養護学校は、その北端部医療健康福祉ゾーン内で建設が進められているものだ。

建設地は兵庫県揖保郡新宮町光都1丁目。敷地面積は41,060m²、建築面積は7,459m²、延べ面積は10,517m²。鉄筋コンクリート造、（一部鉄骨造・木造）2階建て。東側隣接地には今年4月に県立粒子線治療センターがオープンしている。
設置規模は、児童生徒数約125名、34学級（小学部10学級、中学部8学級、高等部16学級）を予定しており、西播磨の緑豊かな自然環境を生かした魅力ある学校づくり、地域と交流する学校づくりを目指す。

施設概要は日本で初めてのアーバンデザイン計画ガイドラインに従い、建築意匠、屋外附帯施設を都市構成要素を統一する視点で計画した。
構造・内外装は安全性、快適性、環境性に配慮し、木造・木質化を多用するとともに、太陽光発電設備を設置し、省エネルギーに配慮している。
配置計画は、明るくゆとりのある教室、廊下、プレイルーム、特別教室、自校給食を実施するためのランチルームを設置。温水プール、冷暖房完備の体育館を建設するほか、グランド・校舎中庭は全面芝生張りとするなど、潤いとゆとりに満ちた計画となっている。
学習指導の重点としては個々の生徒の状況・特性に応じた指導計画を作成。きめ細やかな実践学習・評価を積み上げ、学習効果を最大限に高めることとしている。
開校は平成17年4月を予定している。