建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2004年3月号〉

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全学的視点から施設の効率的利用を推進

共同実験室・共通実験室・レンタルラボ等を備えた「総合研究棟」として再生

香川大学　（池戸）総合研究棟

香川大学は農学部キャンパスである池戸団地において、総合研究棟改修工事を行っている。
本施設は昭和39年〜45年に建設され、実験・研究棟として使用されてきたが、建設後31年〜39年が経過。老朽化が進んでおり、耐震性能も劣っていた。
そのため、耐震補強を含めた全面改修工事を3ヶ年で行う計画に着手。現在は�T期工事の整備を行っている。

整備にあたっては、従来の1学部の利用形態を全学的視点から見直し、施設の効果的・効率的利用を推進。共同実験室・共通実験室レンタルラボなどを備えた「総合研究棟」として再生する計画とした。また、優れた研究成果を生み出す環境を創出するため、研究室を集約化し、学生研究室、リフレッシュルームなどのスペース確保に努めた。
外観は南面に耐震補強を兼ねたPCパネルをダブルスキン工法で配置し、そのスペースをパイプシャフト及び室外機器の置き場、メンテナンススペースとした。

仕上げは外部のPCパネルをフッソ樹脂加工、既存外壁面は防水形複層塗材吹きつけとし、明るく開かれた印象とした。内部は各実験室と研究室の2種類の仕上げ・カラーとし、人に優しい仕様となっている。
建設地は香川県木田郡三木町大字池戸2393。敷地面積25,852m²、構造・規模は鉄筋コンクリート造3〜5階建、改修建築面積1,588m²、改修延べ面積5,491m²。�T期工事の竣工は2004年3月を予定している。

香川大学　（池戸）総合研究棟改修その他工事

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