建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2004年2月号〉

都市基盤整備公団　関西支社 大阪工事事務所

船場デジタルタウン構想の一端を担う在宅ワーク型住宅「船場瓦町」

あらゆるニーズに合わせた住宅プランを設計

大阪市の中央区に位置する船場地区は、古くからの衣料卸問屋の街で、北は土佐堀川、南は長堀川（現在の長堀通）東は東横堀川、西は西横堀川（現在の阪神高速道路）に囲まれた南北2.1km東西約1.1kmの約230haの区域である。
都市公団関西支社大阪工事事務所ではこの船場地区に賃貸住宅「船場瓦町」の建設を進めている。「船場瓦町」は在宅ワーカーのニーズの高い情報端末を集約したフリールームを一部の住宅に設置し、宅配ボックスを備えており、IT関連の業務を行うことができる在宅ワーク型住宅として整備が進められている。
これは大阪市、民間事業者、都市公団三者の協働による船場デジタルタウン構想の一角を担うもので、特に「船場瓦町」は「南船場」「船場淡路町」とともに、「公団デジタルBOX」の一端を担っており、都心のライフスタイルに対応した在宅ワーク支援、屋上緑化やアメニティの充実した魅力ある都市空間を形成している。
住宅プランは10タイプが用意されており、あらゆる生活シーン、業務シーンに対応した設計となっている。
入居開始は今年3月を予定している。

所在地 ： 大阪市中央区瓦町1丁目 敷地面積 ： 551.93m2 構造規模 ： RC造13階建 建物利用 ： 1階・施設　2〜13階・住宅（29戸）