建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2003年12月号〉

水と緑に満ち溢れた住宅市街地を形成

葛城地区・萱丸地区で一体型特定土地区画整理事業が進捗中

つくば整備部

都市公団茨城地域支社は、つくば市内の新駅（つくば、葛城、島名、萱丸）の設置にあわせ、葛城地区、萱丸地区で一体型特定土地区画整理事業を進めている。

葛城地区

研究学園地区に隣接する葛城地区は、蓮沼川および東谷田川の支流域が標高16〜20ｍと低いほかは、日本自動車研究所を中心として、地区の大部分が24〜32ｍと比較的平坦な丘陵地である。道路は地区を周回し、東西に主要地方道土浦境線、一般県道土浦岩井線、南北に都市計画道路面野井酒丸線、国道408号といった幹線道路が通っている。
この地区はつくばエクスプレス沿線で最大の開発面積を有する将来性の高い地区であり、つくばエクスプレスの終点「つくば駅」の隣駅となる「葛城駅」を中心に整備が進められる。
土地利用にあたっては研究学園都市をサポートする商業・業務施設を配置。その周辺に緑あふれる自然環境と調和した住宅地の開発を計画している。利便性に富む都市機能とゆとりある居住環境が調和する新しいまちを形成する。
葛城地区は研究学園都市を支える副都心機能を集約した複合市街地として大きな飛躍が期待される。

萱丸地区

萱丸地区は、つくばの玄関口に位置し、西谷田川と高岡川に囲まれた台地と谷戸からなっている。北側を国道354号と国道354号バイパスが通り、地区南側を常磐自動車道と主要地方道つくば野田線が通っている。標高20m程度の台地が大半を占めており、緑豊かな田園環境や農村集落が隣接した地区である。
この街にはつくばエクスプレス「萱丸駅」が設置され、駅前を中心に地域の拠点形成を図ると共に、周辺環境に調和した個性的な住宅地づくりを目指す。
土地利用にあたっては、新駅の周辺に日々の生活を円滑にサポートする商業・業務施設を配置。また、主要幹線道路沿いには誘致施設用地および沿道サービス街区の配置を計画している。
さらに自然環境との調和をテーマに営農を目的とした集合農地区や良好な平地林などを保全する民有緑地を確保。地域特性を生かし、新しい田園都市の形成を図る。
豊かな緑と自然に包まれた萱丸地区は、住む人に心の安らぎと潤いをもたらすまちとして大きく生まれ変わることとなる。

葛城地区　土地利用計画図
				事業名： 研究学園都市計画事業 葛城一体型特定土地区画整理事業 施工面積： 484.7ha 事業計画認可： 平成13年3月26日 事業期間： 平成12年度〜平成31年度 （清算期間を含む） 減歩率： 40％ 人口計画： 約25,000人（約50人/ha）

萱丸地区　土地利用計画図
				事業名： 研究学園都市計画事業 萱丸一体型特定土地区画整理事業 施工面積： 292.7ha 事業計画認可： 平成13年3月5日 減歩率： 40％ 人口計画： 約21,000人（約70人/ha）

萱丸地区　平成14年度高岡川（促進）調節池外工事

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