建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2003年10月号〉

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特集・わが国の文教施設整備最前線

共用スペースの拡充で卓越した研究を推進し、若手研究者を支援

共用スペースの捻出に新方式を導入

新潟大学 (医学系)校舎改修(U期)

新潟大学医学部は、臓器移植の腎臓及び肝臓の分野での国内トップレベルの実績と、「高度先進医療」と認定された診断治療法が国内第3位の研究成果を誇り、地域のみならず国内の先進医療の大きな役割を果たしている。

だが、医学系校舎は築後34年を経過しており、外壁等の劣化が著しくなっていた。この改善と耐震補強および各種設備の機能回復、さらには平成13年の大学院医歯学総合研究科の設置に伴う研究環境と、柔軟に対応出来る研究システムを確立するため、校舎の改修工事に着手している。

この改修工事に伴って、施設の点検・評価に基づいた研究スペースの再配置を推進。既存講座から等しく25%のスペースを拠出し、3,696m2の全学供用スペースを1棟に集約配置することで、研究環境の柔軟な運用体制を確立できる施設の有効利用を図る。

また教育面においては、既存の講義室5室、実習室6室を共用スペースに充て、新教育方式である小グループ学習の導入に対応することとしている。
構造はSRC造7階建てで直接基礎であるため、出来る限り建物の軽量化を図り、耐震補強として「少ない補強個所で耐震性能が発揮」できる制震プレースを桁行梁間各方向に採用した。今回の改修規模はSRC造7階建て延べ4,440m2(T期6,060m2改修済)となる。

●建築工事 ●電気設備工事 ●機械設備工事

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