建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2003年6月号〉

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特集・わが国の文教施設整備最前線

21世紀の新しいキャンパスを支える基幹整備

九州大学 元岡基幹整備

元岡基幹整備
新キャンパスでは、安全性・信頼性の確保と環境に配慮した先端的な各種技術の導入による、サステナブルキャンパスの形成を目指し、これらを支える基幹整備として、構内インフラストラクチャーや共同溝の整備を進めている。
<1.共同溝計画/dt>
(1)段階的整備と将来の変化に柔軟に対応可能な計画
主要エネルギーの供給ルートとして共同溝を整備し、電力・情報通信・給水等のライフラインの基盤強化を図るとともに、段階的整備と将来の変化に柔軟に対応し増設更新が可能な計画となっている。

(2)幹線計画
幹線計画では、主要エネルギーの引込供給ルートとして、アカデミック・ゾーンを縦貫する共同溝を主体とする幹線ルートを設定し、ライフラインの基盤強化を図っている。
学園通線より西側のセンターゾーン、理学系地区、工学系地区に関しては、幹線共同溝と主要建物間でループ形状とし、ライフラインの強化を図っている。

(3)支線計画
幹線ルートより各ゾーン内の主要建物にエネルギーや情報通信線等を供給する支線ルートを計画している。
2.排水計画
(1)雨水計画
雨水排水の全体流域は約190haであり、河川流域は水崎川、大原川、杉山川の各流域に区分され、新キャンパス内12の調整池を経て各河川へ放流される。
また、健全な水循環保全の為、雨水浸透施設を出来る限り設置し、地下水の涵養に努めている。

(2)汚水計画
汚水は実験系洗浄・生活系雑排水とトイレ洗浄排水の2系統からなり、実験系洗浄・生活系雑排水は再生水処理施設で処理し、トイレ洗浄水として再利用することで水資源の有効利用を図っている。
再生水処理施設の余剰水とトイレ洗浄水は公共下水道へ放流する計画となっている。

(3)共同溝との位置関係をA−A断面に示しています。
九州大学 元岡基幹整備工事
●九州大学(元岡)基幹整備(共同溝・屋外排水管布設)工事/清水・森山特定建設工事共同企業体

九州支店/福岡市中央区渡辺通3丁目6-11
福岡フコク生命ビル
TEL. 092-716-2002

福岡市中央区大宮1丁目1-8
TEL. 092-531-6838
●九州大学(元岡)基幹整備(共同溝・排水)工事/大成・松本特定建設工事共同企業体

九州支店/福岡市中央区大手門1-1-7
TEL. 092-771-1112

福岡市東区馬出1-1-19
TEL. 092-651-1031

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