| 鹿児島大学 （理工系）総合研究棟 新営工事 | |
| ●建築工事／清水・前田特定建設工事共同企業体 | |
 九州支店/福岡市中央区渡辺通3丁目6-11福岡フコク生命ビル TEL. 092-716-2002 |
株 式 会 社 前 田 組 鹿児島県鹿児島市平之町7-17 TEL. 099-222-6111 |
| ●機械設備工事 | |
 九州支店/福岡市博多区千代2丁目8-32 TEL. 092-651-4731 |
 鹿児島支店／鹿児島市山之口町3-23 TEL. 099-223-6281 |
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特集・わが国の文教施設整備最前線
鹿児島大学は、大学院の狭隘解消と、COE的研究開発プロジェクトを支援するため、理工系の総合研究棟の整備を進めている。設置にあたっては研究成果のより一層の向上と、学際的交流による研究成果の創出と共に、創造性豊かな研究者・技術者の育成を図ることを目的とした。
建設場所は理学部と工学部に隣接し、将来は理工融合の広場として周辺環境整備を予定している。そのため、研究成果の拡充に配慮し、将来の増築を考慮した計画としている。配置に当たっては既存建物の壁面線を合わせ、団地における統一感を持たせた。南面メインアプローチ側は、道路交通による圧迫感がないように配慮した。
平面は、1フロアに2〜3の研究プロジェクトが利用出来るスペースを確保し、原則固定間仕切りを設けないフレキシブルな対応にした。シャフトは各研究プロジェクトの様々な利用形態ごとに柔軟に対応出来るよう、外部にテクニカルスペースを配置。「coe研究成果」のため、拡張が可能な計画とした。さらに、学際的交流を促すための交流スペース、研究成果の発表やディスカッションが行えるプレゼンテーションルームを設置した。
立面計画では、敷地周辺環境や既存建物の外観に配慮しながらも、同大学最初の理工系総合研究棟として、基壇部分は重厚感を持たせ、上段は軽快にするなど、リサーチオフィスの創生にふさわしい斬新な計画としている。既設建物改修時のバッファーとして一部を当面使用し、改修整備後はプロジェクト対応スペースとして活用する予定だ。
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