建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2003年4月号〉

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特集・わが国の文教施設整備最前線

耐震補強を含めた改修で、教育研究環境を改善

東京工業大学 大岡山キャンパス 工学部校舎(石川台4号館)改修工事

工学部校舎(石川台4号館)は、昭和42年に建設された建物で老朽化が著しいため、耐震補強を含めた改修により教育研究環境を改善し活性化を推進することで、既存建物の有効利用も図ることを目的として整備を行っている。

工事概要は、敷地面積137,589m2、建築面積443m2。構造・規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建、改修延床面積1,982m2、増築部分126m2となる。完成は平成15年3月を予定している。

この工事は、総合研究棟としての改修を目指すものだが、耐震補強は外部にスキンフレームを採用することによって内部の無開口補強壁の対応をなくしプランへの自由度を考慮するほか、将来の配置変更に対応できるよう耐震壁以外は軽量間仕切り壁を使用した。さらにエレベータ棟を増築し、実験機器の搬入やバリアフリーへの対応も可能となっている。


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