建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2003年1月号〉

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■現在、兵庫県が整備を進める主な住宅

緑を取り入れた潤いのある空間作りを確保

県営加古川神野住宅(建替、第5期)

▲完成予想図

加古川神野住宅は、JR加古川線・神野駅の西、加古川堰堤の南に位置する。周辺には、神野駅を中心に神野中央ショッピングセンター、国立加古川病院、山手中学校、日岡山公園等があり利便性も良く、レクリエーションゾーンとして楽しめる地域でもある。
現在進められている建替工事は5期目に入っており、壁式ラーメン鉄筋コンクリート造6階建1棟・60戸を建設中である。住棟の配置は、東側に建設中の県営住宅をランドマークとした東西に伸びる生活コミュニティー軸の西端に位置していることから、住民同士の出会い、憩いの場となる中庭を包み込よう計画。緑のある潤いを確保するため、中庭を中心とした豊かな自然を感受できるような空間づくりを目指す。
また、できるかぎりの植栽帯を敷地内に取り入れて既存の樹木を保全。建物の形状や色彩、デザイン等も周辺施設や建設中の県営住宅との調和に配慮する。
住戸は、車椅子タイプ1戸を含む5タイプを用意。住宅棟の南側には消防活動用の空地を2箇所、防火水槽も近傍に設置し、万全の防災対策を取っている。


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