建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2002年12月号〉

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■現在、横浜市が整備を進める主な住宅

斜面地を切り土造成し、計60戸を供給

提供公園、集会所は地域に開放

善部町住宅(第1、第2工区)

善部町住宅は、横浜駅の西方約10km、相模鉄道希望が丘駅から徒歩で約20分の位置にある。周辺は、閑静な低層住宅地で、東部には善部町公園が隣接。良好な住環境が形成されている。
計画敷地は提供公園を含めて、約4,800平方メートルの第一種低眉住居専用地域(建蔽率50%、容積率100%)となっており、西向きの斜面で、10数%の勾配となっている。
全体計画としては、敷地をひな壇状に切り土造成。北側の低層住宅に対して圧迫感や日影等の影響を与えないよう配慮している。

計画戸数は1DK・14戸、2DK・8戸、3DK・38戸の合計60戸。うち1DKと2DKはシルバーハウジング・プロジェクトとして整備する。
住棟は東側から西側へ3段のひな壇を形成し、コの宇型に配置。このうち、最上段を1工区として構造上分離し、それ以外の部分を2工区として工事を進めている。

このほか、付属施設として集会所、生活相談室、自転車置場、駐車場、提供公園、遊水地を設置。提供公園と集会所は地域に開放するため、アクセスを考慮しバス通りに面して配置。また、敷地内は2箇所の出入口から人と車の動線が交差しないよう安全に配慮している。
竣工は平成16年3月の予定で、現在、地階の躯体工事が進行中である。


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