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東京医科歯科大学は、平成11年度、12年度に新設した大学院重点化を契機として、「医歯学総合研究棟」のⅰ期目工事を進めているところである。
建設地は、東京都文京区湯島1-5-45の東京医科歯科大学湯島団地構内。敷地面積45,192平方メートル、建築面積1,638平方メートル。構造・規模は、地下3階～地下2階はrc造、地下1階～1階がsrc造、2階以上がs造の地上20階地下3階建、延床面積34,113平方メートルとなる。
同施設は、大学院重点化による「基礎と臨床の融合」と、「医歯学の密着連携した新しい大学院の創設」に伴い、早急に施設整備を行う必要があるものとして進められている。
同校湯島団地の敷地は、約45,000平方メートルで都心部の中心に位置していることから狭隘を余儀なくされているため、土地の有効利用を図りながら整備計画を進めている。
その手法として建物は可能な限り複合化し且つ高層化を図るもので、これにより生まれた敷地は将来計画の対応のために確保。また、周辺地域の環境改善を十分に考慮しながらオープンスペースを確保したキャンパス空間を形成する。
同施設の主要用途は研究実験棟で、将来の変化に対応できるよう大部屋化を図り、実験室は二重床としてフレキシビリティーのある計画としている。
完成は平成16年3月末を予定。