建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2002年6月号〉

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【特集:日本の空港整備】

中部国際空港の“心臓部”庁舎・管制塔の建設にいよいよ着手

空港全体を視認できる管制塔は、“空港のランドマーク”としての役割も果たす

国土交通省大阪航空局 中部国際空港庁舎・管制塔

  国土交通省大阪航空局は、2005年の開港をめざして進められている「中部国際空港」整備の一環として、航空管制業務を行う「庁舎・管制塔」を建設する。
建設地は、愛知県常滑市新開町地先。敷地面積17,300平方メートル、建築面積は庁舎3,199.34平方メートル、管制塔202.57平方メートルの計3,401.91平方メートル。構造・規模は鉄骨コンクリート造地上5階、延床面積は庁舎12,504.39平方メートル、管制塔664.57平方メートルの計13,168.96平方メートルとなる。管制塔は高さ86.75m。

 

  同施設は空港整備の“心臓部”とも言えるもので、航空機の安全で効率的な運行を確保するための航空管制業務を行うところである。
管制塔は滑走路や空港周辺の空域及び誘導路等の航空機管制を行い、庁舎IFR室はそれ以遠の航空機をレーダーによって管制している。従って管制塔からは、滑走路末端に至るまで空港全体が視認できるよう計画しなければならないことから、管制塔の高さ及び配置を決定すると共に、空港のランドマークとしてのシンボル性も考慮したデザインとしている。
完成は平成15年8月末を予定。


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