〈建設グラフ1998年4月号〉
寄稿
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鈴木 剋之(すずき・かつゆき)
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図−1 首都高速道路図(略図) |
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MMST工法の特長は
複数の小断面のシールドトンネル相互の接続間隔を変化させることによりトンネル断面を変化させる事が可能で、道路の幅が変化する分合流部の施工に適用できる。
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MMST工法の場合、外郭部の小断面のシールドで掘削することから、従来のシールド工法では産業廃棄物となる泥水、泥土の量を減少させることが可能。
現在、MMST工法は、川崎縦貫線の大師ジャンクション内の換気洞道工事において試験工事を実施中であり、その確実性、施工性、安全性などの確認を行っている。試験工事では、現在のところ、ほぼ当初の期待どおりの結果が出ていると言える。今後の都市内トンネルの工法の一つとして、是非この工法を確立したいと考えている。