〈建設グラフ1999年7月号〉

寄稿

千葉市社会基盤整備関係5局長の視点

千葉市建設局長 宮崎益雄 氏

昭和14年9月9日生
日本大学理工学部土木工学科卒業
昭和36年4月千葉市役所入所
昭和61年4月建設局下水道部下水道第二課長
昭和63年4月建設局下水道部下水道計画課長
平成 2年4月建設局土木部都市排水課長
平成 3年4月建設局土木部技監兼土木計画課長
平成 5年8月下水道局管理部技監
平成 7年4月下水道局建設部長
平成 9年8月建設局土木部長
平成10年4月建設局長
成熟都市に向け道路整備の推進
千葉市は、首都圏の一翼を担う業務核都市として、首都圏の均衡ある発展に貢献できる都市を目指すとともに、市民生活の質的向上と大都市にふさわしいまちづくりに取り組み、21世紀に向けてさらに成熟した都市となるよう各種施策の推進に努めております。
まちづくりのインフラとなるべき道路整備を担当する建設局といたしましては、高速道路や都心と地域を結ぶ幹線道路をはじめ、日常生活に密着した生活道路の整備などを積極的に進めております。
千葉中環状道路の早期完成に全力
なかでも、本市の将来幹線道路網の骨格をなす地域高規格道路・千葉中環状道路の早期完成には精力的に取り組むこととし、この一部を構成する新港横戸町線の整備については、現在急ピッチで用地買収を進めております。
また、平成11年度から環境対策の一環として、この沿道地域において新たに緑化重点地区整備事業に着手するなど、創意と工夫をもった事業展開を実践しております。
今後はさらに、社会潮流の変化に的確に対応した、新たな道づくりの確立に向けて、職員一丸となって研鑽を積み、本市の21世紀への都市づくりへの貢献と、次世代へ自信を持って引き継げる社会資本整備に努めて参りたいと考えております。
●都市計画道路蘇我町線、市道蘇我町98号線
 同市の東南部方面から国道16号線などの臨海部への接続道路は、塩田町誉田町線のみであり、今後、同方面からの交通需要に対応するため、国道16号と国道16号バイパスとの間の幹線道路である蘇我町線、さらに同線から鵜の森8号線に接続する市道蘇我町98号線の整備を行うもの。
これにより、内陸部と臨海部の道路体系の連携が強化され、また、蘇我地区周辺の交通環境の改善を図るものとしている。
■事業概要
延長 l=1,028m
・蘇我町線 l=791m(国道16号〜国道16号バイパス)
・蘇我町98号線 l=237m(国道16号バイパス〜鵜の森8号線)
幅員 w=28〜31m
期間 平成8年度〜平成18年度
構造規格 第4種2級(車道―4車線、歩道―両側歩道)

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