interview(建設グラフ1996/7)

ガット関連予算を有効に活用

災害に強い安全な地域社会の形成

国務大臣 北海道・沖縄開発庁長官  岡部三郎 氏

岡部 三郎 おかべ・さぶろう
大正15年生まれ、横浜市生まれ、旧制第二高等学校、東京大学農学部卒
昭和23年農林省入省、愛知用水公団工務部、アメリカ駐在、農林省構造改善局設計課長
昭和50年同建設部長
昭和52年同次長を歴任
昭和54年農林水産省を退官
昭和55年全国区参議院議員に初当選
昭和58年科学技術政務次官
昭和62年参議院農林水産委員長
平成元年全国土地改良事業団連合会理事
平成 5年参議院内閣委員長
平成 8年北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官
岡部三郎北海道・沖縄開発庁長官は農林水産省出身で、農業農村整備事業はもとより農政全般にも精通している。それだけに、自然に恵まれた広大な食料供給基地である北海道と、わが国唯一の亜熱帯に位置する沖縄県の農業にも理解が深い。だが、沖縄米兵による暴行事件や、現職に就任して直後の豊浜トンネル崩落事故、沖縄米軍基地移転問題など、所管区域である北海道と沖縄で社会的影響度の高い事件・事故が続発し、情勢はめまぐるしく変化していった。このため開発行政の陣頭指揮を執る岡部長官としても、予期せぬ苦労を負うことになった。しかし、難航していた新年度予算も成立し、いよいよ同長官の力量が発揮される時が来た。本誌は岡部長官にトンネル事故への省察、北海道の開発、沖縄の将来展望などについて語ってもらった。

【インタビュー内容】

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