interview (96/7)
教育とは何かを理解し、施設整備に反映すべき
ベンチャービジネスを支援する共同研究施設の整備に力点
文部省文教施設部長 木村 直 氏
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木村 直 きむら・なおし |
昭和14年生まれ、千葉県出身、千葉大学工学部卒 |
昭和37年文部省入省 |
昭和50年横浜国立大学施設課長 |
昭和52年九州大学建築課長 |
昭和55年管理局計画課課長補佐 |
昭和57年同工営課監理官 |
昭和58年同計画課整備計画推進室長 |
昭和59年大臣官房文教施設部計画課施設企画官 |
昭和60年同計画課長 |
昭和62年同指導課長 |
昭和63年同技術参事官 |
昭和平成6年文教施設部長 |
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大学や研究所など学術・研究施設は、地域イメージを高めると同時に、産業開発の起爆剤となることから、どこの地域でも要望が高く、全国各自治体が誘致に必死になる。だが、全国の国立の大学、研究施設の整備と公立学校の整備指導を担当する文部省文教施設部の木村直部長は、単に整備するだけでなく、地域密着性を高めるため、従来の小中学校だけでなく大学、研究所を含めた施設開放の必要性を主張し、また個性的で生活の場としての学校づくりを提唱するなど、その活用・運用面についても様々な主張を持っている。一方、整備に当たる技術者については、建築技術の知識だけでなく、教育の理念を理解しそれを技術に反映させる力量の必要性を強調しており、ものづくりにおいて独特のこだわりを見せている。木村部長に、文教施設のあるべき姿と整備上の課題、政策などについて語ってもらった。
【インタビュー内容】
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